■コーヒーの歴史をたどる

コーヒーの起源

現在のエチオピアにカルディという一人のヤギ飼いがおりました。
ある日、自分の飼っているヤギが牧草地に生えている木の実を
食べると、異常に騒がしく興奮状態になるのに気づきました。

近くの修道院に行きこの話をしたところ、院長も不思議に思い
その実を自ら試しました。
茹でて飲んだところ、気分が非常に爽快になったそうです。

その効能に驚いて院長は、夜の儀式中に居眠りをする弟子達にも 試したところ効果てきめん！！弟子たちは居眠りもせず修行に 励めたということです。 コーヒーのことが文字として記録されたのは、９００年頃 アラビア人の医師のラーゼスという人が書いたものが最初 と言われております。 彼はコーヒーを現在のように嗜好品としてではなく、薬理効果 として捉え、野生のコーヒーの種子の煮だしの汁を「バンカム」 名付け彼の患者に飲ましていたようです。 実際彼の残した文献には「コーヒーには消化や強心そして利尿 作用がある」と詳細に臨床結果が記されております。 その後イエメンのイスラム教の教師のシーク・ゲマレディンが コーヒーで自らの健康を回復した体験談にもとづき、宣伝活動 をし、これがコーヒー流行のきっかけになりました。