■コーヒーの産地
現在、コーヒーは世界で約70ケ国で栽培されております。
その地域は赤道をはさんで南北の緯度25度の間です。
この地域を「コーヒーベルト」あるいは「コーヒーゾーン」
と呼んでいます。
国別でみると <アフリカ・中東地域>
イエメン・エチオピア・コートジボワール・ケニア・タンザニア
*エチオピアはコーヒーの木が世界で最初に見つかった国です。
エチオピアとイエメンで生産されたコーヒーは昔はイエメンの
モカ港から積み出されたので、それにちなんで「モカ」と言われ
ております。
*タンザニアの国の北東部にあるアフリカ最高峰のキリマンジャロ
の斜面で栽培されコーヒー名はキリマンジャロと言われています。
<アメリカ・カリブ海・南米>
ブラジル・コロンビア・コスタリカ・エルサルバドル・ホンジュラス
グアテマラ・メキシコ・ジャマイカ・ハワイ
*ブラジルは世界No.1のコーヒーの生産大国。
世界の生産量のおよそ3割を占めています。ここまで生産量が増えたのは
ブラジルに移民した日本人の苦労があったればこそです。
*コロンビアは南米ではブラジルに次いで生産量があります。
マイルドなコーヒーとして有名です。
*グアテマラはマヤ文明が栄えた地です。コーヒーはほとんど
山脈の斜面で栽培されております。気候が栽培する地域で
異なるため、バラエティに富んだ味わいのコーヒーを生産して
いる国でもあります。
*ジャマイカといえばブルーマウンテン有名です。カリブ海に
ある島国ジャマイカの東側に連なるブルーマウンテン山脈には、
“ブルーマウンテンエリア”と呼ばれる良質なコーヒーが栽培
される地域があります。
コーヒーで有名なUCCはここに直営の農園をもっています。
<アジア・オセアニア>
オーストラリア・インドネシア・ベトナム・インド・中国・日本
*インドネシアには1700年ごろインドからコーヒーの栽培が
伝えられました。スマトラ島、ジャワ島を中心に栽培され、
今は世界有数の生産国です。主にブレンド用に使用されてます。
*インドは紅茶栽培のイメージがありますが、コーヒーの生産量
も意外に多く、常に世界のトップ10に入る生産量があります。
*中国でも雲南省などの地域でコーヒーが栽培されております。
*日本でも意外ですが、生産量は少ないですが小笠原諸島や沖縄
で栽培されており、コーヒー名も農園独自の名前がつけられて
おります。